室礼(しつらい)という言葉をご存知でしょうか。
この言葉が表している世界は、日本人らしい心配りと日本という国の文化に特徴的な繊細で柔らかな感性をあらわしていると思っています。
そういう心情を受けとめられる、あるいはそのような心情の表現の場になりうる建築を造りたいといつも考えています。
とはいえ、現在の日本の社会環境はそんな悠長なことに付き合ってくれないのかもしれません。ですが、そんな時だからこそ日本人らしい感性が大切であり時代を切り開く力になると信じています。
我々の持つ技術、知識、創意工夫など、あらゆる手段を尽くして、厳しい経済環境に打ち勝ち、望みうる最高の結果をあなたの元へお届けするべく努力させていただきます。
設計事務所に依頼するということは、他の建築業種に依頼するのと何が違うのでしょうか。同じ内容で計画を依頼する時、依頼先で、どう建築物は変わるのでしょうか。
その答は一般論としてはありますしそのことについての答は多くの設計務所のホームページに書かれており、それぞれが正解とも言えるものです。
しかし、あなたが発注しようとしている物件に対しての答であれば、私はそれを提供出来ません。一般論をあなたの物件に当てはめて考えるのは良い行為ではありませんし、組織の問題というより、個人の考え方や経験が結果に及ぼす影響が大きいところが設計というものの難しさだからです。違いを知るためには、実際に依頼して比較するのが一番の方法でしょうか。
とはいえ、結果までを含めて本当の意味で比較できるためには実際に複数の案を建設しなければならないでしょう。当然、そんなことを実際に行なうなどよほど特殊な状況でなければ、かなわぬ夢でしょう。
であれば、設計を依頼するということは、自分のイメージの一番大切な部分を理解し共有して、成果物に至るまで、共に話し合い、折り合い、理解し合いながら最後まで共同作業を貫徹できる技量と度量を持った協力者となる相手を探すことではないでしょうか。
さて、その方法は・・・
となるわけですが、正直それをあなたができる方法を、今私は説明できません。それにはさまざまな方法があるでしょうし、そういう話になれば、単に設計施工のゼネコンが良いとかその分野の専門設計者が良いとかいう単純な話ではないと思うからです(そういう場合もあるかもしれませんが)。 予算、知識、才能、努力、人柄、時機、波長等々さまざまなことが関係し絡み合いあなたに判断を迫ってくるだろうと思います。
私としては、ただただ先入観(思い込み)を捨てて、あなたの目で、あなたの心で相手を見て欲しいとおもうばかりです。そして、その相手として、あるいは候補として私共を選んでいただけたらその時は、私たちは全力であなたの期待に応えるべく最大限の努力を惜しまないと約束します。
私が設計者として心掛けているのは、施主の真意を理解することによって、施主にとって最も適切な案を提供できるよう努力し続けることです。
そのために必要なことは、依頼者と請負者の徹底したコミュニケーションだと考えています。そうすれば必ず、関係者全てがハッピーエンドを迎えられるでしょう。
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